“Caretaker” 2 month later Dusk Shirt Storytelling Archives - The Elements of Writingの詳細情報
Storytelling Archives - The Elements of Writing。記憶をテーマにした“Caretaker”から、服を自然環境にさらし、そこで起きた目に見えない出来事や時間・記憶の変化・痕跡を加工として服に印付けるシリーズ、「 month later」が到着↑熟した柿のような詫びた色のデッドストックのコーデュロイシャツに秋の日差しと時間をくぐらせました。これから更に褪色していく姿に大期待な素晴らしい色合いの1枚。襟から前立てに並ぶ総数19個のフレンチ・アンティークのボーンとコロゾ・ボタン。シルク糸をつかった手縫いのボタンホール。カフスと剣ボロにもボタンが連なりマス。胸ポケットがあった場所にわ、このラインのシグネイチャーをシルク糸で刺繍。裾先わ断ち切り。左裾端にわペイズリー柄の黒いコーデュロイ生地、裏側にわ藍染の古布を充てました。裾を一周したハンドステッチがいいアクセントです。サイズ:肩49㎝ 袖58㎝ 身幅56cm 着丈64㎝サンフェードやランダム・ボタンのみならず、ジャケットのようなボックス型のシルエット、袖周りや裾のハンドステッチなど見所が随所にある1枚デス↑夕暮れ時の散歩を日課としてマスが、乾燥が進むこの時期の光の澄み具合、特に夕焼けわ実に美しい。木々の変化も楽しみにしておりまして、月が登り始め、日がおちる最後の時間帯(=Dusk)の夕焼けに逆光で浮かび上がる、栗の木のシルエットがこのシャツのテーマになりました。プラトンわ『パイドロス』の中で、何かを思い出すのに、自分以外のものに彫り付けると、自分の力で内から思い出すことをしないようになる、と云った。私たちわ、実話、思いがけず日常のことを殆ど動物的な反射ですましている。実際に、日常的な脳の活動領域わ少なく、生活自体も同じ反復運動の繰り返しばかりだ。人が、ある条件が揃うと何度も同じ話を繰り返すのわ、考えているのでわなく、脳が条件に合わせた運動をしている体。小林秀雄わ、「無常ということ」の中で、思い出すと云ふことが僕らをある種の動物的状態から救う、といった。今、私たちわ、あらゆる場所に自らの体験や感動を記憶として「物」に刻み込める時代になった。私もまた思いを刻みこむ。あの夕日と栗の木の前に立つ度に、ダリの絵のようなある種の不安と懐かしい温かさが足を速める。今日も夜を超えるために。